北関東乗り継ぎの旅その2
- daiki5906
- 2021年9月10日
- 読了時間: 11分
更新日:2021年10月1日
本記事では大宮駅(埼玉)から高崎を経由し前橋駅(群馬)までの行程を公開しています。
本サイトは個人で運用しています。情報の誤りや誤植及びデータが古くなっている場合があります。
緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の対象エリアに該当していない時期に旅を行っています。
画像の無断転載等はおやめください。
大宮駅から東松山駅までの地図(出典:国土地理院Vector)

大変お待たせいたしました。前回の続きです。
この先北関東には東武グループのバス事業者が多く登場します。
大宮駅東口1番乗り場(東武バスウエスト)

駅構内を移動し大宮駅東口まで移動しました。西口とは打って変わり雑多な印象でした。
ここからは本格的に都心から離れて北上していきます。ひとまずJR高崎線の上尾駅まで移動します。乗車率は非常に高かったです。
上尾駅東口降車場

大宮駅から上尾駅東口までずっと片側1車線の道が続き断続的に渋滞に巻き込まれました。
イオンモール上尾近くまで来ると乗客はほとんど降車していました。
上尾駅西口

駅構内を連絡し西口まで移動しました。たまたま高崎線直通籠原行きの電車を見かけたのですがラッシュ時でもないのに乗客は満員でした。
上尾駅西口6番乗り場

川越06系統川越駅行きのバス(東武バスウエスト)

ここから西側に移動し川越駅に向かいます。液晶運賃表で配置はららぽーと富士見行き(デジタル運賃表)と同じでした。運行本数は毎時一本程度で少ないですが乗客は多かったです。
川越駅降車

川越駅に到着しました。
この駅はJR川越線と東武東上線が乗り入れており西武新宿線の終点本川越駅とは10分程度離れたところにあります。川越観光するのなら本川越駅が便利だと思います。
川越駅(東口)2番乗り場

川越02系統東松山駅行き

ここから北上し東武東上線東松山駅に向かいます。
最初乗り場がわからず焦りましたが何とか乗り継ぐことができました。
ラッシュ時だからなのか始発の時点で車内の座席は埋まり満員でした。
冬の時期だったので暗くなるのも早いです。

東松山駅降車

東武東上線東松山駅に到着です。あたりはすっかり暗くなりました。
先ほどの川越駅と比較するとずいぶんこじんまりした印象でした。
この駅は東武バスウエストのほかに国際十王交通・川越観光自動車の3社が乗り入れています。バスの塗装も東武バスウエストと他の二社は異なりますが同じ東武グループのバス事業者です。
東松山駅から本庄駅までの地図(出典:国土地理院Vector)

東松山駅2番乗り場

KM11系統熊谷駅行き(国際十王交通)

ここから再びJR高崎線の熊谷駅に向かいます。
このバスのエンジン音を聞いているとAT車でそれもLV/KV290とは違う走行音で一世代前?の変速音でした。このタイプのバスにはほぼ初めて乗車したと思います。
熊谷駅到着

乗車中寝落ちしてしまい気づいたら終点熊谷駅で他の客が降車中でした。
バスに乗車中寝ることなどないのですが体は疲れていたのかもしれません。
熊谷駅は駅自体の規模は大きいのですが少し他とは違う印象を受けました。たまに初めて来た街や駅の独特の雰囲気を感じることがあります。
ここからの行程ですが当初高崎線沿いにバスを乗り継ぐ予定でしたが夜遅くでバスが途中で繋がらないことや結局岡部駅で路線が途切れ県境を超えられそうにないのでこの日のうちになるべく先に進みたかったので東武東上線小川町駅に向かいます。ここからなら群馬との県境をほぼ歩かずに超えることができます。
代替ルートに関しては最後のまとめにて後述します。
KM14系統小川町駅行き(国際十王交通)

途中小原十字路バス停あたりで他の乗客は皆降りてしまい貸し切り状態でした。天井のファンが猛回転でバス車内がすごく寒かったです。とにかく早く降車したかったことだけ覚えています。
東武東上線小川町駅 到着

小川町駅入口

ここまでくると地方の駅とそう大差はないですね。
最後は急行池袋行きの電車で帰路につきました。

この日は小川町駅で旅を打ち切りましたがブログはまだまだ続きます
数日後・・・
池袋駅(東武東上線ホーム)

始発の5時3分発各停で小川町駅に向かいます。
距離は約60km所要時間1時間30分程度です。急行ならもう少し早いと思います。
乗車率は35%くらいでしたが北部に行くにつれ客層が変わっていくような感じがしました。
小川町駅入口

小川町駅バス乗り場全景

小川町駅は朝日自動車グループの国際十王交通・川越観光自動車及び独立系のイーグルバスの3社が乗り入れています。
W01系統白石車庫行き(イーグルバス)

東京駅からここまで大手のバス会社を利用してきましたがここで初めて大手私鉄に属さない独立系のイーグルバスに乗車して和紙の里に向かいます。
イーグルバスはテレ東の村上龍の番組で会社の存在自体は知っていましたが
当初は高崎線沿いでルートを考えていたので乗車予定はありませんでした。
ICカード利用可能なのはすごいと思います。
運賃表が大阪シティバスと同じような運賃表でした。

駅周辺は古い一軒家が多かったです。
昔から住んでいる住民の方が多いのかもしれません。
和紙の里バス停

和紙の里はハブ&スポーク(乗り継ぎ拠点)の役割だけでなく埼玉県唯一の村である東秩父村の生活および観光拠点としての役割も担っているようです。乗り継ぎが必要とは言え運行本数の増加や利便性の向上に一役買っているようです。
こんな木造まるだしのバス停は初めて見ました。
最近ですが私の地元のバス会社も他社と協力してハブ&スポークを利用した運行体制の見直しを行っているようです。そもそもそんなに仲が良い会社ではないと思っているので公共交通の維持のために協力体制を組まなければいけないくらい現状が厳しいのかなと心配しています。(https://nordot.app/786413640750022656 長崎新聞210710)
和紙の里3番乗り場 W03系統寄居駅行きのバス

上記のバスは小型バスですがシフトレバーがロッド式のMT車でした。このタイプのバスにはあまり縁がありません。山間部を通って東武東上線の終点寄居駅まで向かいます。
寄居駅降車場

イーグルバスとはここでお別れです。
寄居駅

東武東上線の終点寄居駅です。池袋から寄居までは小川町駅にて乗り換えが必須です。
他にJR八高線・秩父鉄道が乗り入れています。
駅前広場を整備しているようです。

駅前の様子です。のどかな所ですね。

寄居駅入口バス停

駅から5分ほど歩いて上記のバス停から本庄駅南口行きのバスに乗ります。
運行本数は2時間に一本程度です。利便性が悪いと捉えるかバス路線が存続しているだけましだと考えるか難しいですね。
県北都市間路線バス 本庄駅南口行き(本庄駅南口・寄居車庫線 運行:武蔵観光バス)

観光バス会社が運行している路線に乗車するのは初めてです。
乗車中いろいろと思うことがありましたが割愛させていただきたいと思います。
本庄駅南口

熊谷駅から大きく迂回して再びJR高崎線に戻ってきました。
群馬との県境も目前です。
本庄駅から前橋駅までの地図(出典:国土地理院Vector)

本庄駅北口 伊勢崎駅行き(国際十王交通)

再び国際十王交通(朝日自動車グループ)に乗車し県境を越え群馬県伊勢崎市に入ります。
歩かずに県境を越えられるのはありがたいですね。
バスはAT車でした。始発から乗車しましたが整理券は出ませんでした。(たまに券なしの会社があります。)確か現金払いのみ対応だったと思います。
本庄駅から高崎駅を経由してゴールの県庁所在地がある前橋駅までの行程ですが路線バスと徒歩及び乗合タクシーを利用して高崎駅に向かいます。高崎駅からは前橋駅行きの路線バスに乗車します。
ルート策定の際高崎駅を経由しようかどうか迷いましたが前橋と高崎はどちらも群馬の代表的な都市なので高崎駅を経由することにしました。
代替ルートに関しては最後のまとめにて後述します。
本庄駅→高崎駅 概略図

本庄駅→前橋駅の地図(出典:国土地理院Vector)

本町郵便局前到着が少し遅れたので急いで橋を渡りまちかど広瀬へ向かったので降車後のバス写真はありません。まちかど広瀬まで徒歩10分程度だったと思います。
まちかど広瀬バス停

このバス停から新宿行きの高速バスが運行しています。
たまりん 伊勢崎直行便(玉村町乗合タクシー・永井バス運行)申告制前払い200円

乗合タクシーということですがデマンドと違い運行経路や運行時刻・停留所が決まっているのでコミュニティバス(定期バス)とします。
ハイエースで運行されているバス路線に乗車するのは本当に久しぶりです。
ここからは市民病院北口(伊勢崎市民病院北)を経由し老人福祉センターまで向かいます。
また2021年1月4日より伊勢崎市民病院北までの運行となり現在はまちかど広瀬には乗り入れません。
老人福祉センター

ここからが本当に大変でした。
老人福祉センターから中央通りまでの所要時間は徒歩で37分。
実は近くのバス停から永井バスの前橋方面行きのバスに乗車できれば中央通りまで歩かなくてよかったのですが伊勢崎直行便の出発及び到着が遅れたことや今回のようにバスが遅れた場合や不測の事態のことも考慮して最初から徒歩で乗り継ぐと決めていたので歩いて中央通りまで向かうことにしました。実際は歩いている途中で永井バスが前橋方面へ走り去っていったのですが仕方ありません。
また老人福祉センター到着時刻が予定より遅れたので次のバスに乗り継ぐためにかなりきつい思いをして頑張って走りました。年末の冬にもかかわらず汗だくで走りましたが何とか出発時刻ちょうどに中央通りバス停に到着しました。
群馬バスも通過予定時刻より5分ほど遅れて到着したので何とか高崎駅東口行きのバスに乗り継ぐことができました。
中央通り

高崎駅東口行き(群馬バス) この路線は平日1日4往復のみ運行

群馬までくれば古いバス(90年代のバス)に乗れるかなと期待していたのですが随分と立派な新型バスでした。この先も群馬バス・群馬中央バス・永井バス・コミュニティバスすべて新しめのバスばかりでした。乗客は6~7人くらいだったと思います。
高崎駅東口降車

ようやく高崎駅に到着しました。次のバスまで余裕があったのでゆっくりしていたのですがこれがミスとなりました。
高崎駅西口

高崎駅は巨大なターミナル駅で非常に賑わいもありました。なんと東京まで新幹線通勤している方もいるようです。いくら新幹線でも毎日埼玉を超えて東京まで向かうのは大変だと思うのですが。
高崎駅西口1番乗り場

高崎駅からは前橋駅行きのバスが出ています。
次のバスまでゆっくりしていたのですが発車時刻20分前にひときわ古い感じの巻取り式方向幕を装備した前橋駅行きの路線バス(レインボー9m車?)が走り去っていきました。上信バスという会社でした。この時初めて事前のリサーチで上信バスなる会社を見落としていたことに気づきました。
前橋駅行き (群馬中央バス)

ようやく最後の前橋駅行きのバスに乗車します。
実は次のバスの乗り換え時間が6分しかありません。しかもこんな時に限って始発からいろいろと不運が重なり前橋駅に遅れて到着しました。
前橋駅

前橋駅に到着しました(永井バスの車内から撮影)
降車後ダッシュで何とか首の皮一枚つながって永井バスに乗り継ぐことができました。
本当にやさしい運転士さんで助かりました。この場を借りてお礼申し上げます。このバスを逃すとこの先の予定が大きくずれ込みこの日の最終目的地邑楽町役場まで乗り継げなかったと思うので本当に助かりました。
まとめ
今回の所要時間は大宮駅から前橋駅まで約12時間40分でした。
ちなみに電車を利用した場合大宮駅から在来線で1時間40分新幹線で25分です。
埼玉北部に進むにつれ運行本数が少なくなり行程を組むのに苦労しました。
埼玉県本庄市と群馬県伊勢崎市の県境を難なくバスで越えられたことはよかったです。
前橋駅での乗り継ぎについての反省点
群馬のバス路線を調べるときにぐんま乗換コンシェルジュというサイトを利用しました。土地勘がないので頭もいっぱいになっていたと思うのですが高崎・前橋周辺で関係のあるバス会社は群馬バス・群馬中央バス・永井バスだけだと思い込み上信バスの存在が抜け落ちていたことが最初のミスでした。これはリサーチ不足です。
また高崎駅到着後に次のバスまで余裕があったのにもかかわらず西口のバス情報も調べずにゆっくりしていたこともよくありませんでした。前述の上信バスを利用すれば余裕をもって前橋駅にて永井バスに乗り継ぎができました。テレ東の乗り継ぎ旅での太川さんの行動を見習うべきでした。
不運だったのが群馬中央バスが始発から遅れたことや渋滞でなかなか先に進まなかったことです。あとは永井バスに乗り継ぎができなかった場合の代替ルートも併せて調べておくべきでした。予定が狂った時に備えプランBを用意しておくべきでした。
代替ルートについて
その1
深谷駅→寄居駅入口
熊谷駅から二駅先のJR高崎線深谷駅まで向かいます。
そこから県北都市間路線バス(深谷駅・寄居車庫線)を利用すれば寄居駅入口まで乗り継げます。ただし本数は少なく本庄駅南口行きのバスとの乗り継ぎもよくない点には注意です。
その2
本庄駅→伊勢崎駅→県立女子大学→高崎駅
本庄駅から終点伊勢崎駅にて下車 そこから群馬中央バスを利用し県立女子大から乗り継いで高崎駅まで。歩く必要はありませんし乗り継ぎも考慮されているようなので現実的なルートだと思います。ただ今回は伊勢崎駅にてかなりバス待ちする必要があり時間がもったいないので別ルートを選択しました。
その3
高崎駅→前橋駅
群馬中央バスの他にも上信バスが運行しています。ただし別経路です。
どちらも運行本数は確保されているのでお好みでどうぞ。
2022年春からはICカード利用可能になるようです。
次回は宇都宮駅に向かいます。コミュニティバスを多く乗り継いでいきましたが路線がつながらず徒歩で長時間移動した所もあり大変でした。
それではまた次回お会いしましょう。
210910 daiki5906
Link
北関東乗り継ぎの旅その4 宇都宮→水戸
北関東乗り継ぎの旅その5 水戸→千葉



コメント